1等星マラソン
1月23日から24日にかけて、県立石垣青少年の家にて、恒例の一等星マラソンが開催されました。
一等星マラソンとは、全天の21個の一等星を一晩で観望する会で、過去には2回「完走」に成功しています。
この日は、水平線付近にやや靄がかかっているものの、この時期としては珍しい快晴に恵まれました。
夕暮れ時、月と火星、金星、水星を確認、徐々に暗くなる空にフォーマルハウトなどの西空の一等星や、冬のダイヤモンドの7つの一等星を次々に確認しました。
夜が更けるにつれて、放射冷却で想像以上に冷え込みます。休憩時間には、暖かいお鍋を食べて体を温めました。
眠気と寒さをこらえつつ、次々に上ってくる一等星や、木星、土星を観望していきます。アクルックスは双眼鏡を用いてやっと見える明るさでしたが、その他の一等星は全て眼視で確認できました。
最後に残ったアルタイルは、東天が開けたバンナ岳の展望台に移動して観測します。
薄明の薄雲の上にそれを確認、3度目の「完走」に成功しました。
今回は天候に恵まれて、あっけないほど簡単に完走できてしまいました。
その分、ラヴジョイ彗星や南天の星雲星団などを観望する余裕もあり、楽しい星空観望会になりました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
会場を準備くださいました、
青少年の家の皆さん、ありがとうございました。